2014年01月14日

「RAY」情報総まとめ/BUMP OF CHICKENニューアルバム

BUMP OF CHICKEN 7th FULL ALBUM
RAY(初回限定盤)
2014年3月12日発売 TFCC-86456/TFCC-86457
全14曲

【1月14日 収録内容発表⇒1月30日 曲順変更】

1.WILL(3:48)
2.虹を待つ人(3:59)
3.ray(5:06)
4.サザンクロス(3:48)
5.ラストワン(4:12)
6.morning glow(4:48)
7.ゼロ(6:55)
8.トーチ(4:17)
9.Smile(8:17)
10.firefly(5:28)
11.white note(3:22)
12.友達の唄(6:14)
13.(please)forgive(4:59)
14.グッドラック(7:04)


隠しトラック.SHODO〜書道〜(出典

TOTAL; -:--:--

初回版限定収録DVD
・Music Video
1.虹を待つ人
2.ゼロ
3.Smile
4.firefly
5.友達の唄
6.グッドラック


・2013.8.9. Live at QVC Marine Field
※当日のセットリストから収録されたものを太字で示す
1.Stage of the ground
2.firefly
3.虹を待つ人

-.オンリー ロンリー グローリー
4.プラネタリウム
5.花の名
6.ダイヤモンド
7.メーデー

-.カルマ
8.K
9.天体観測

-.ガラスのブルース(アンコール)

■初解禁日時
ray(2014年2月18日/TOKYO FM SCHOOL OF LOCK!)※13年10月の武道館公演でライブ披露、テレビニュースでも一部放映
サザンクロス(2014年3月4日/TOKYO FM SCHOOL OF LOCK!)
トーチ(2014年3月6日予定/TOKYO FM SCHOOL OF LOCK!)

■試聴解禁
2014年3月6日より、iTunes Storeなどで全曲の45秒の試聴解禁。


「花の名」「魔法の料理」以上にストリングスを大幅導入した「友達の唄」のリリースを皮切りに、震災復興支援シングル「Smile」の緊急リリース、ゲームミュージックに急接近した「ゼロ」。さらに久々のツアー、リリース、そして2013年には初のライブビデオ、ベストアルバム、スタジアムライブ。スクリーン演出は当たり前となり、ツアー「WILLPOLIS」ではザイロバンドも導入するなど、急激にバンドの存在を拡大させていった一連の3年間が凝縮されたものとなり、これまででも極めて大きな転換点を迎えた中でのリリースとなる。
「WILLPOLIS」というツアータイトルを彷彿とさせる「WILL」という楽曲をトップバッターに(全13曲とされていたが、ここでは14曲となったので、アルバムのイントロ的楽曲である可能性もある)、シングル級の楽曲が並ぶアルバムになるだろう。「morning glow」という楽曲は、実は同名タイトルの曲を藤原は以前に書いており(英語詩時代の1990年代に!)、その関連性も気になるところだ。そして音楽ライターの鹿野淳がその存在を公にしてから、まったく続報がなかった「ジャーンと始まる」楽曲である「(please)forgive」も遂に収録となる。藤原が初の海外旅行に際して思ったことを詰め込んだ楽曲であるというが……。
このアルバムの、一体どのシングルが中核となり、結論となりえるのかは大きな焦点だったろうと思うが、バンドが選んだのは「ゼロ」ではなく、「虹を待つ人」でもなく、「グッドラック」であった。シングルがアルバムの最後に収録され、そのまま終わりとなるオリジナル・アルバムは史上初となる。
また楽曲名には「サザンクロス」(南十字星の意)「morning glow」「トーチ」「firefly」「ray」など、タイトルだけでも“光”を彷彿とさせる楽曲が並ぶ。アルバムタイトル「RAY」は“光芒”という意味だ。
初回盤にはDVDがセットされる。これも初のこととなる。これまでバンドはアルバム単位で切ったPV集をリリースしてきていたが、その法則性が破られることとなった。アルバム収録順に並べられているのも、これまでのPV集と同じ。ただし、完成していることは明かされているのだが「歩く幽霊」のPVは未発表・未収録のままになっている(「GOLD GLIDER TOUR」のプロモーション用に作られた「天体観測」のPVも現状未収録)。こちらの補完、そしてBlu-ray盤のリリースも含め、PV集は改めて出して欲しいところだ。
QVCマリンフィールド映像は、「ビデオポキール」のガラブル、「GOLD GLIDER TOUR」に続き3作目となるバンドオフィシャルのライブ映像。伝説となった昨年の「ベストアルバム発売記念ライブ」(さすがにださいタイトルだったためか、Live at QVC Marine Fieldという名義に修正された)が収められる。やはり恐れていた通り、完全収録とはならなかったのは残念極まりないが(アンコールの「ガラスのブルース」が聞けない!)、それでも全12曲中9曲収録と、かなりがんばった印象だ(3〜4曲かもと思っていたヨ……)。こちらも改めて、おまけではなく、ライブアルバムでのリリースが待たれる。
ツアーは意外と短い。追加があることを祈っていよう。
【2月15日追記】
のんびりペースの追記で恐縮です。『RAY』の同名タイトル曲「ray」の曲順が、13曲目から3曲目に移動され、一時「収録内容は変更の可能性があります」と記されたが、東京ドーム公演発表と同時に表記が消え、再度確定したことがわかった。過去にも確か発表後に、曲順が移動したり、追加されたりした例はあったはずだ(間違えていたらごめんなさい)。ぎりぎりまで模索していることを伺わせている。これで、未発表曲はアルバム前半にかなり集中することになる。シングルを繋ぐ「(please)forgive」がどれほどのポテンシャルを秘めた曲なのかが、非常に楽しみにもなってきた。
そして、バンド初となる東京ドーム公演(ツアーファイナル)と、正に土壇場だがツアー前に新木場STUDIO COASTでの抽選制ライブが決定。どーむ公演はさすがに無理しなくても入れるだろ〜、と思うが、QVCも外れている私にはちょっと不安もなくもない。STUDIO COASTライブの決定はどのような意図なのかは分からないが、スタジオコーストとはいえこれでもツアー(外という扱いだが)最小キャパなので、ホールライブでの熱気を味わうことが出来そうだ。

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■参考:曲順修正前のもの
1.WILL
2.虹を待つ人
3.サザンクロス
4.ラストワン
5.morning glow
6.ゼロ
7.トーチ
8.Smile
9.firefly
10.white note
11.友達の唄
12.ray
13.(please)forgive
14.グッドラック




posted by ゆうろく at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ■NEW ALBUM

2012年10月22日

#93 firefly【楽曲解説・歌詞解釈】

#93 firefly
シングル『firefly』(12.09.12)収録 ― track.1

『firefly』track.1 #94 ほんとのほんと→

<<<歌詞へのリンク>>>

■基本的情報
23枚目のシングル『firefly』に初収録されたシングル曲。2012年、「GOLD GLIDER TOUR」実施中、東京のスタジオで5月に完成。ツアーの真っ最中に藤原が曲作りをしたのはこれが初めてだった(ツアー中のレコーディングは「夢の飼い主」の前例がある)。
“firefly”は「蛍」の意。ライブで受けた情報量をそのままダイレクトに反映させた楽曲であり、シングルとしては久々に疾走感のある曲調となった。
珍しく藤原は、ほぼこの曲の主意であるところまでインタビューで語っており、<「夢は叶うよ」という言葉って、古くから言われていますよね。これって、実際には必ずしもそうならないからこそ生まれた言葉だと思うんです。(中略)欲望から生まれた大切な夢を、どうしても諦めなければいけなかった人たちがいる。道が閉ざされたら、切実な思いがあるほどその事実を受け入れるにはすごく時間がかかる。ただ、それでも勇気を出して諦めることは、歌詞には「黄金の覚悟」と書いていますけど、それはすごく輝きのある行為>と話している。


■一般的解釈
ほぼ上記で藤原が語った通りの楽曲であり、人間が「夢を諦める」瞬間の輝きを描いた作品。
1番では、「欲望」がやがて主人公の「夢」となり、自由に飛び去ろうとするその「光」(=夢)を必死に追いかけてゆく主人公の姿を描いている。
2番では、「どんなに頑張っても」どうしようもなくなり、遂に「光」を追いかけることを諦めることにした主人公の、その瞬間までのストーリーとなっている。
その後のCメロ部分では、「夢」を諦めても相変わらず進んでゆく社会や時間を残酷に、しかし的確に描き出し、圧倒的な大サビへとなだれ込んでいる。


■個人的読み解き
近年の藤原楽曲としてもかなり読み解きやすく、またストーリー性も強い(1番、2番と明快に物語が展開する)ので、ほとんど難しい箇所はないと言えます。
1番は本当にそのままで、難解な表現は<色んな場面を忘れていく>ぐらい。この箇所では「時間経過」を表現しており、既に過ぎ去ってしまった、夢を守ろうともがいた局面局面のことを指しているのでしょう。右に左に進路を揺さぶられながらも、わずかな光を見失わないように、社会の中でもがく主人公を描き出しています。
2番では、遂に、どうにもならない壁にぶつかってしまった主人公。夢が潰える、光を見失うその瞬間に主人公は<呼吸鼓動の 意味を考えた>。つまり生きている意味って何だろう、とまで(ふと、ですが)考えるほどに、追い詰められてしまいます。
しかし、見事な2番のサビ! <一人だけの痛みに耐えて(この痛みは自分以外には感じられない!) 壊れてもちゃんと立って/諦めた事 黄金の覚悟/まだ胸は苦しくて 体だけで精一杯/それほど綺麗な 光に会えた>。「黄金の覚悟」という言葉のきらめきもさることながら、この痛みの先に<それほど綺麗な 光に会えた>と救い上げてくるセンスは実に藤原らしいもので、見事です。最後の最後、殺し文句である<今もどこかを飛ぶ あの憧れと/同じ色に 傷は輝く>という一節は、本当に一瞬で、聴く者に“身体のどこかにある(心の)傷が、にぶく美しく輝いて見える”というファンタジックな一場面を空想させます。あまりにも素晴らしい! 「諦めた夢は今もどこかを飛んでいる」という一文からは、「Stage of the ground」の<君をかばって 散った夢は/夜空の応援席で 見てる>を彷彿とさせます。
『夢は叶う!』というテーマをもつ楽曲は数あれど、“夢を諦める”その瞬間の輝きを描き出したこの楽曲の着眼点は見事で、ほんとうの意味の“救い”と、何よりも圧倒的な“人間臭さ”を感じさせるものです。何かとネガティヴにとられてしまう、そして実際にネガティヴな行為である「夢を諦める」ということ。しかしそこに潜むそれまでの、その人が築き上げてきたドラマ、その人にしか抱けない物語は唯一無二で、圧倒的なものです。誰一人として共有できないこの物語を共有する、ある種の矛盾すらストーリー化して聴く者を鼓舞する、実に見事な楽曲であると言えるでしょう。
「夢」と人間の付き合い方を描いた作品では、ほかに「夢の飼い主」という楽曲もあります。





※この楽曲に関するメンバーのインタビュー記事を集めています!
コメント欄に、必ず「出典の雑誌・ページ・発言者(例:MUSICA 2011年1月号 45ページ・藤原)」を添えて、ぜひお寄せ下さい。
ゆっくりペースで追加・追記してゆき、より充実した記事にしていきたいと考えています。


posted by ゆうろく at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ■NEW ALBUM